ボウタイブラウス

2024.05.11

だいぶ昔の昔

よく覗くセレクトショップがあった。服も雑貨も内装もたいそう私の好みだった。

何が1番魅力だったかと思い返せば、1人のスタッフさんであった。私よりお若くてセンスも知識も常識もあって何より的確なアドバイスをくれる。全く嫌味なく。

ある日、とある式典に出席しなくてはならず、さて困った私。

手持ちの服といえばふざけたものばかりだ。そこで私は助けを求めに行く。

思った通り完璧なアドバイスの元、私は恥ずかしい思いもする事なく人様の前に立てる自信を得たのである(大袈裟)

そこで初めての「ボウタイブラウス」というものを着た。とても抵抗があったそれは最初こそ躊躇したものの、「きちんとした中にも人と被らず少し変わった感じ」という、身の程知らずの私の無理難題に「ボウタイブラウス」をセレクトしてくれたのだった。

彼女は「細目のタイにして、小さくリボン結びにしましょう」と神のお告げかのように言ったのだった。

私はボウタイブラウスを着るたび「細目のタイにして、小さくリボン結び」を思い出し、彼女の事も思い出す。

出逢いとはそんなもんなんだろうね。人も物もね。

細目のタイに小さくリボン結びにね

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葉を陽の光に透かす森

葉を太陽に透かした時見える葉脈のような。気付いたり、気が付かれたり。