2024.08.17
昨日は台風情報が飛び交う中、午前中に東北新幹線に乗り福島から東京に戻って来た。夏休み4日目の朝はそんな緊張感がある始まりだった。
前の日、ようは夏休み3日目(8.15)は福島にいた。福島は震災後に数回来ていた。とはいえ、福島市街地は初めて。今までは南相馬、富岡など津波、原発被害があった土地と川内村にしか行っていなかった。
今回は福島市街地に夫が何十年もずっと気がかりになっている場所と事があり、訪れる事にした。記憶を頼りに道を進むのは、ちょっと神秘的で楽しい。風景はあまり変わっていなかったらしく迷う事なくたどり着いた。たどり着いた先の建物は廃墟と化し、それが長い年月が経過していた事実を物語っていた。夫はまだその場所にあった事が嬉しそうだった。廃墟になっても思い出をなぞる事ができる。そういう事だ。人は思い出をなぞる事で癒されるんだろうな。

夫の気が済むまで付き合った。暑くて汗がタラタラと垂れ肌がジリジリした。近所の人には不審者と思われ声をかけられた。あちらからしたら私達は不審者でしたかないので、さぞ怖い思いをしたと思う。ごめんなさい。事情を話し通報されずに済んだけど反省。
その後、福島県立美術館にいく。ここは大きな図書館も併設されている。そして美術館と図書館の中間にカレー屋があるらしい。次の目的地はそこに決めた。

とにかく広大な庭園に横広がりのセンスの良いシンプルな建物。向かって左が美術館で右が図書館だ。まず、右の図書館に入って軽飲食スペースに座りカラカラになった喉を潤そうとした時、管内放送で「黙祷」と流れた。そうか、もう正午なのであった。忘れずに済んだ。黙祷と水分補給をして、館内を軽く歩いて見て回るはずが、なぜか吸い寄せられるように一冊の本を見つけてしまう。
「大津波のあとの生きものたち」という子供向けの本だった。わたしはなんだかこの本に、自分がモヤってしてる事、私が仮定している答えがみつかる気がして手に取り、一番近い椅子に座り、言葉ひとつひとつを大事に読んだ。子供向けの本にしてはとても深かった。丁寧でわかりやすい。とても勉強になった。大人も、というか大人が読んだほうが絶対いい。いい本と巡り会えたと思う。機会があったら読んで見て下さい。
そして、この図書館の居心地の良さったらない。近くにあったら時間がある度にきてしまうだろう。
次は左の美術館だ。入館してすぐにある、子供達の作成作品のドームが良かった。中に入る事ができる。面白い。


企画展は福島県立美術館の足跡で、こちらも見応えがあり面白い。が割愛します。
その後はようやくカレー屋だ。美術館にカレー屋とは参った。異質ながらもとっても馴染んでいて、こちらも雰囲気も良く、カレーもほんとうに美味しかった。福島に行く事があったら是非行ってみて下さい。
まだまだ夏休みは続く。とはいえもう5日も過ぎてしまった。



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